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【番外編】スペシャル企画「教えて!OPさん!コロナでいま、どんな働き方してますか?」OPでもある事務スタッフ2名が舞台裏を語る!

'20年12月25日 更新
ここしばらく、同志社ローム記念館事務室に、OPが勤務してくれています。今回、社会で活躍するプロジェクト卒業生(OP)の今、そして大学生へのメッセージを毎週ひとりずつお届けしてきましたが、デザインや編集を含め、「中の人」としてこの企画を進めたのもOP、現在事務室のスタッフとして勤務している後藤百合絵さん(2014年度 プロデューサー養成プロジェクト@木津川市)です。

本企画を終えて、昨年まで事務室で勤務していたOPの中井晶さん(2007~2010年度 コアプロジェクト 学生コアスタッフ)とご一緒にお話を聞いてみました。

―後藤さん、全15回、企画の準備お疲れ様でした。
後藤)ありがとうございます。今回の企画を実施できたのはひとえにOPの皆さんのおかげです。

―この企画を始めたのは8月でしたが、そのときのこと、少し思い出してみましょうか。
後藤)今年は春先から異例のことばかりでした。人のいない静かなキャンパス、メンバーたちの熱を感じることのないプロジェクトルーム、突然の在宅勤務・・・はじめて尽くしの生活に加えて、毎日、不安な思いを抱えて寄せられる大学への問合せの電話を受ける日々の中「なにか学生の力になれることはないのか!?」と悩んでいました。そこから、卒業生にメッセージをいただく企画を実施してみよう、という話になったんでしたよね。学生生活を送るうえでのヒントを提供することに繋がるのではないかと。

中井)そんな感じだったんですね。私も3月に退職し、OPとしてこの企画の案内をもらったひとりですが、「今は仕事していないしなぁ…」と思ってはじめはそっと見ていたんです。

―そう、OPのみなさんからのリアクションもさまざまでしたよね。お仕事柄、本当に余裕がない!という悲鳴もあり、中井さんのように、役に立つのか??と手を挙げづらかった、という人がいたり。それでも15回分、中井さん、後藤さんを含めて17人のOPの声をお聞きすることができました。
後藤)編集やバナーづくりをさせて頂きましたが、OPのみなさんから寄せられるメッセージは力強く、そして創意工夫をこらして逞しく、この困難な時代を生き抜いていることが伝わってくるものでした。それにしてもリモートワークが多いのは、IT分野に強い同志社ローム記念館プロジェクトの卒業生だからなのでしょうか(笑)。

今のお写真と、メンバー時代の活動写真を比べて見るのも楽しかったです。今回の企画で、同志社ローム記念館プロジェクトで現在頑張っている学生はもちろん、慣れないリモートワークで疲れ、気分が滅入っていた、という卒業生からも大きな反響を頂いて、嬉しくなりました。

中井)OP、みなさんパワーありますからね。「この人、プロジェクトメンバー時代から変わってないなぁー」なんて、懐かしくなったりしながら記事を拝見していました。それに、臨機応変さ、急な予定変更が発生しても、なんとかこなしていく能力は、当時のプロジェクトでの経験があってこそだと実感していて、みんな同じだよね、と共感することも多かったです。

私も、コロナの影響で家族全員のスケジュールが変則的になり、日々をこなすだけでキャパオーバーになりかけたことが・・・家にいることが多くて、子ども達の有り余るエネルギーをどう発散させるかいつも困っていましたね。でも、夏休みには、家の中での夏祭りイベントを企画・開催したんですよ!これは間違いなく学生コアスタッフ時代の影響です。夫と共有するための企画書と報告書もしっかりありますから、ドヤ顔させてください(笑)

―OPらしい!仕事のみならず、育児も家事も大変ですよね。でも、プロジェクトメンバーおなじみの「しんどたのしい」で、乗り越える感じですね。ちなみに後藤さん自身は、このコロナ禍で何か考えたことはありましたか?
後藤)コロナ禍は「自分と他者との違いを浮き彫りにする」ということを痛感しましたね。秋学期から「対面授業+オンライン授業」の実施が決まりましたが、喜ぶ方もいれば、感染リスクに不安を感じ、対面授業に反対される方もいます。今までぼんやりとしていた考え方の違いが、生死に関わる問題の出現により明確になり、自分と異なる意見の人を、攻撃しそうになる人が増えている気がします。恥ずかしながら、私も最近、人にイラっとする時が増えました。(苦笑)

中井) SNSやTVなどでも様々な意見が噴出していますもんね。どう考えたらいいか迷うことも多いです。難しい!

後藤)そうなんですよ。でも、コロナ禍以前も、私たちは違う価値観の中で一緒に生活していましたし、価値観が違うからこそ、世の中は面白いことが起きると思うんです。同志社ローム記念館プロジェクトも、様々な価値観のメンバーがいるからこそ、1人ではたどり着けない成果が出るのだと、学生時代の経験から実感しています。

中井)確かに、違うからこそ、化学反応が起きますもんね!そう思うと、プロジェクト活動もこれまでのようにはできていなくて、そんなおもしろさも経験しづらい・・・この状況で一番我慢を強いられているのが大学生かもしれませんね。今年度プロジェクトの準備期間を知っている一人として、心が張り裂けそうな気持ちです。
ぜひ気持ちを切り替えて、「オンラインでできること」をうまく考えて、次年度以降のプロジェクト活動に向けて備えてほしいですね。この期間の「我慢=抑えられたエネルギー」はきっと大きいはず。「やりたいこと」をどうか実現してほしい!

―本当にそうですよね!最後に、後藤さんからみなさんへメッセージをお願いします。
後藤)まず、本企画に参加してくださった15名のOPの皆様、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました!文章を通して、編集している私自身も元気づけられました。今後とも同志社ローム記念館プロジェクトへのあたたかいご声援、どうぞよろしくお願いします。

また学生の皆さん、今回の企画が少しでもお力になっていれば嬉しい限りです。今は苦しく、私が想像する以上の大変さの中で学生生活を送っていると思いますが、本企画の中で面白そう!と思えることがあればぜひ試してみてください!私自身を振り返ってみても、学生の時は、色々なチャンスが身近にあります。「チャンスなんてないよ…」と思った人もいるかもしれませんが、目をこらせば大なり小なり転がっているもの。ぜひ恐れず挑戦してみることをお勧めします!

―ありがとうございました!
ここしばらく、同志社ローム記念館事務室に、OPが勤務してくれています。今回、社会で活躍するプロジェクト卒業生(OP)の今、そして大学生へのメッセージを毎週ひとりずつお届けしてきましたが、デザインや編集を含め、「中の人」としてこの企画を進めたのもOP、現在事務室のスタッフとして勤務している後藤百合絵さん(2014年度 プロデューサー養成プロジェクト@木津川市)です。

本企画を終えて、昨年まで事務室で勤務していたOPの中井晶さん(2007~2010年度 コアプロジェクト 学生コアスタッフ)とご一緒にお話を聞いてみました。

―後藤さん、全15回、企画の準備お疲れ様でした。
後藤)ありがとうございます。今回の企画を実施できたのはひとえにOPの皆さんのおかげです。

―この企画を始めたのは8月でしたが、そのときのこと、少し思い出してみましょうか。
後藤)今年は春先から異例のことばかりでした。人のいない静かなキャンパス、メンバーたちの熱を感じることのないプロジェクトルーム、突然の在宅勤務・・・はじめて尽くしの生活に加えて、毎日、不安な思いを抱えて寄せられる大学への問合せの電話を受ける日々の中「なにか学生の力になれることはないのか!?」と悩んでいました。そこから、卒業生にメッセージをいただく企画を実施してみよう、という話になったんでしたよね。学生生活を送るうえでのヒントを提供することに繋がるのではないかと。

中井)そんな感じだったんですね。私も3月に退職し、OPとしてこの企画の案内をもらったひとりですが、「今は仕事していないしなぁ…」と思ってはじめはそっと見ていたんです。

―そう、OPのみなさんからのリアクションもさまざまでしたよね。お仕事柄、本当に余裕がない!という悲鳴もあり、中井さんのように、役に立つのか??と手を挙げづらかった、という人がいたり。それでも15回分、中井さん、後藤さんを含めて17人のOPの声をお聞きすることができました。
後藤)編集やバナーづくりをさせて頂きましたが、OPのみなさんから寄せられるメッセージは力強く、そして創意工夫をこらして逞しく、この困難な時代を生き抜いていることが伝わってくるものでした。それにしてもリモートワークが多いのは、IT分野に強い同志社ローム記念館プロジェクトの卒業生だからなのでしょうか(笑)。

今のお写真と、メンバー時代の活動写真を比べて見るのも楽しかったです。今回の企画で、同志社ローム記念館プロジェクトで現在頑張っている学生はもちろん、慣れないリモートワークで疲れ、気分が滅入っていた、という卒業生からも大きな反響を頂いて、嬉しくなりました。

中井)OP、みなさんパワーありますからね。「この人、プロジェクトメンバー時代から変わってないなぁー」なんて、懐かしくなったりしながら記事を拝見していました。それに、臨機応変さ、急な予定変更が発生しても、なんとかこなしていく能力は、当時のプロジェクトでの経験があってこそだと実感していて、みんな同じだよね、と共感することも多かったです。

私も、コロナの影響で家族全員のスケジュールが変則的になり、日々をこなすだけでキャパオーバーになりかけたことが・・・家にいることが多くて、子ども達の有り余るエネルギーをどう発散させるかいつも困っていましたね。でも、夏休みには、家の中での夏祭りイベントを企画・開催したんですよ!これは間違いなく学生コアスタッフ時代の影響です。夫と共有するための企画書と報告書もしっかりありますから、ドヤ顔させてください(笑)

―OPらしい!仕事のみならず、育児も家事も大変ですよね。でも、プロジェクトメンバーおなじみの「しんどたのしい」で、乗り越える感じですね。ちなみに後藤さん自身は、このコロナ禍で何か考えたことはありましたか?
後藤)コロナ禍は「自分と他者との違いを浮き彫りにする」ということを痛感しましたね。秋学期から「対面授業+オンライン授業」の実施が決まりましたが、喜ぶ方もいれば、感染リスクに不安を感じ、対面授業に反対される方もいます。今までぼんやりとしていた考え方の違いが、生死に関わる問題の出現により明確になり、自分と異なる意見の人を、攻撃しそうになる人が増えている気がします。恥ずかしながら、私も最近、人にイラっとする時が増えました。(苦笑)

中井) SNSやTVなどでも様々な意見が噴出していますもんね。どう考えたらいいか迷うことも多いです。難しい!

後藤)そうなんですよ。でも、コロナ禍以前も、私たちは違う価値観の中で一緒に生活していましたし、価値観が違うからこそ、世の中は面白いことが起きると思うんです。同志社ローム記念館プロジェクトも、様々な価値観のメンバーがいるからこそ、1人ではたどり着けない成果が出るのだと、学生時代の経験から実感しています。

中井)確かに、違うからこそ、化学反応が起きますもんね!そう思うと、プロジェクト活動もこれまでのようにはできていなくて、そんなおもしろさも経験しづらい・・・この状況で一番我慢を強いられているのが大学生かもしれませんね。今年度プロジェクトの準備期間を知っている一人として、心が張り裂けそうな気持ちです。
ぜひ気持ちを切り替えて、「オンラインでできること」をうまく考えて、次年度以降のプロジェクト活動に向けて備えてほしいですね。この期間の「我慢=抑えられたエネルギー」はきっと大きいはず。「やりたいこと」をどうか実現してほしい!

―本当にそうですよね!最後に、後藤さんからみなさんへメッセージをお願いします。
後藤)まず、本企画に参加してくださった15名のOPの皆様、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました!文章を通して、編集している私自身も元気づけられました。今後とも同志社ローム記念館プロジェクトへのあたたかいご声援、どうぞよろしくお願いします。

また学生の皆さん、今回の企画が少しでもお力になっていれば嬉しい限りです。今は苦しく、私が想像する以上の大変さの中で学生生活を送っていると思いますが、本企画の中で面白そう!と思えることがあればぜひ試してみてください!私自身を振り返ってみても、学生の時は、色々なチャンスが身近にあります。「チャンスなんてないよ…」と思った人もいるかもしれませんが、目をこらせば大なり小なり転がっているもの。ぜひ恐れず挑戦してみることをお勧めします!

―ありがとうございました!

さらに詳しい情報は【2020年度スペシャル企画始動】教えて!OPさん!コロナでいま、どんな働き方してますか?でご案内しています。

15名のOP(Old Project-member)へのインタビュー記事を、毎週金曜日に公式HPにて公開致します。卒業生の方々が、現在どのような工夫をして働いているのか、いま思っていることなどを赤裸々に語ってくださいました。同志社ローム記念館プロジェクトの参加学生はもちろん、同志社大学生の皆さんへ、これからの学生生活のヒントになれば幸いです。

教えて!OPさん!コロナでいま、どんな働き方してますか?