イベントレポート
2021年度
最終成果報告会
2021年度に採択された学生主体のプロジェクト【RPP】の活動経過や成果物を発表するため、 最終成果報告会を2月26日(土)に開催しました。 例年は同志社ローム記念館内の劇場空間で実施しますが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため【オンライン】開催。各プロジェクトは今年度の活動経過や成果物を プレゼンテーション形式で報告し、質疑応答を行いました。 また、今年度はプログラムの過渡期のため、賞の選定は行わず、運営委員会からの講評のみ実施しました。
講評(DERC CanSat プロジェクト)
同志社から宇宙に挑戦する学生が出てきたことが非常に嬉しい。航空や宇宙は、総合工学と言われており、機械・電気・科学・環境・情報、全て知っていないと実現出来ない。 そんなに簡単なものではない。やってみた人が一番良くわかっていると思う。自動車とは違い、宇宙や航空は、一社だけでは絶対できない。色んな人が集まって、 実現しなければいけない。まさにプロジェクトである。その一端に触れられたことは凄く良い経験が出来たと思っている。この経験を活かし、 さらにプロジェクトを発展させていただければと思う。 【同志社大学理工学部 土屋 隆生先生】
講評(Programming.Prontier();)
とても良い発表で凄く感心した部分もあった。特に良かった点は、ゲームとチュートリアルを組み合わせている点。また、アクションゲームを選んだところが、パワーアップしよう、 改良しようという意欲、やりたいという気持ちがプログラミングという教育に繋がっており、とても良い。更に、発展させていくというアイディアの中で、 高校生の情報教育をされる先生方へのアプローチ、アピールを今後もぜひやって欲しいと思う。また、教育という部分にアプローチするのであれば、 学校教育の基本は文部科学省によるところが大きいので、そこを参考にするも良し、しないも良しだが、まず知らないことには始まらない。 そのあたりの学習が不十分であれば、ぜひやっていただきたい。また、具体的にマーケティング、どこに売り込みに行くのか?全然関係のないところよりは、 系列校のほうが聞いてもらえる可能性は高いのではないかと思うので、その辺りからアプローチされたら良いかと思う。 【同志社大学政策学部 多田 実先生】
講評(DERC Rocket プロジェクト)
惰性で活動を続ける選択もあった中、やめるという決断はとても勇気がいることだと思う。人生の中で行き詰ったときに物事をやめるということは一つの体験だったと思うし、
それ自体とても意味があったことだと思う。今回のことをネガティブに捉えないで、次に残せる遺産が沢山ある。学生がロケットを飛ばすことは、とても夢のあることなので、
ぜひ後の人に継続してもらいたい。顔を合わせていたら生まれるものが、なかなかもどかしく出来ないというのがコロナ禍の中ではある。できたら対面になったときに、
それまで出来なかった顔と顔を突き合わせて、心の通い合った、対面でしかできない、ナマの場の中で生み出されていくものを期待している。ぜひ今回のことを単なる失敗じゃなくて、
次への大事な一つのステップだと思って続けて頂ければと思う。
【同志社大学神学部 関谷 直人先生】
※2022年1月に活動中止を決定
同志社クローバー祭 【Programming.Prontier(); オンライン企画】
2021年10月30日(土)、10月31日(日)に 同志社クローバー祭 がオンラインにて開催されます。祭開催に合わせて、同志社ローム記念館プロジェクトでは 「Programming.Prontier(); オンライン企画」と 「RPP・SPPの活動報告」そして 「同志社ローム記念館プロジェクトPV」 をHPにて公開!
新メンバーが中心となって制作した2つのゲームのうち、どちらが面白かった(面白そうだった)かを、同志社クローバー祭開催期間中にみなさんに投票していただき、 対決を行います!各ゲームの紹介動画をご視聴いただき、ぜひ投票をお願いします。紹介動画だけでは決めかねる…という方は、実際にゲームをプレイできる実行ファイルも ダウンロード可能です。ぜひお気軽にプレイしてみてください!投票お待ちしております!
- 【投票期間】 2021年10月29日(金)~11月3日(水)
- 【投票方法】 投票はTwitterから行ってください!
- 【結果発表】 2021年11月4日(木)
- 【実行ファイル】 ダウンロードは Google Driveにて可能です!
ゲーム紹介動画① UTuberシミュレータ
▼画像をクリックすると動画をご視聴頂けます
ゲーム紹介動画② Zombie Shooting
▼画像をクリックすると動画をご視聴頂けます
同志社クローバー祭 【RPP・SPPの活動報告】
【活動報告】RPP(レギュラー・プロジェクト・プログラム)
同志社ローム記念館が設立された2003年度から実施している、学生主体のプロジェクト(RPP)。自由にテーマを設定し、持続可能な社会の実現に向けてプロジェクトを企画。 新しいモノやしくみを生み出すために活動を展開しています。 詳しいプロジェクト内容はプロジェクト紹介をご覧ください。
DERC CanSat プロジェクト
本プロジェクトの最終目的は日本の航空宇宙産業に直接寄与できるような活動を展開することです。この大きな目的を十数年で達成することは困難ですが、 この目的に少しでも近づけるように単年度ごとに実現可能な目標を設定しその達成に向けて日々活動しています。本プロジェクトでは人工衛星を模したCanSatという ”模擬”人工衛星を開発しています。CanSatには日本の各大学のサークルと成果を競う競技があり、その大会で高順位が取れるよう開発を進めています。 具体的には機体の構造解析や製作を行う構造班と、プログラミングや回路設計を行う電装班という2班に分かれて活動しています。 また広報班など技術以外の面から活動に関わっているメンバーもいます。 【プロジェクトリーダー:理工学部3年生 田儀 樹】
Programming.Prontier();
私たちProgramming.Prontier();は9月からプロジェクトが始まり、まず来年度以降のプロジェクト活動のために、勉強会等を通じて新メンバーにゲーム開発の知識を伝え、 新メンバーが自分の力でゲーム開発を進められるように教育を行いました。10月からはハッカソンを行い、そのハッカソンで制作したゲームを今回、オンライン企画として発表しました。 また立ち上げメンバーは、最終的なプロジェクトの目的であるノードベースでプログラミングが学べるスマートフォンゲームの開発を進め、 現在はプログラミング環境の構築と軽くドラゴンと戦えるアクションゲームができるところまで進んでいます。 【プロジェクトリーダー:理工学部3年生 木村 龍二】
DERC Rocket プロジェクト
こんにちは。私たちはゼロからロケットを作ることを目指すDERC Rocket プロジェクトです。最終的には衛星を私たちのロケットで打ち上げるという壮大な野望を抱いて、現在は高度1km程度を目標としたハイブリッドロケットの製作を行っています。 扱ったことのない樹脂や、ハイブリッドエンジンなどの取り扱いに四苦八苦しておりますが、数年後には同志社大学発のロケットが空を舞っているかも!設計に興味がある、 航空宇宙が好きだ、大学生活で何か成し遂げたいという人は是非お声かけください。TwitterのDMよりお待ちしております! 【プロジェクトリーダー:理工学部2年生 内藤 晴斗】
【活動報告】SPP(ショート・プロジェクト・プログラム)
企業・自治体と連携して行うプロジェクト(SPP)。今年度は木津川市と連携。 「きづがわパンフェス」 の開催をPRし誘客につなげるための動画を、同志社大学と同志社女子大学の学生が2グループに分かれて制作し、木津川市公式Youtube 「木津川市インターネット放送局」にて公開されました。 画像をクリックすると動画をご視聴頂けます!詳しくは 【お知らせ】SPP「木津川市連携プロジェクト」パンフェスPR動画公開! をご覧ください。
動画第1弾!10月1日(金)公開!!『関西のデートスポット大公開!!!』
「LINE」をテーマに動画を制作。LINEのやり取りにきゅんとする動画。かわいいイラストにも注目! 木津川市のおすすめスポットも紹介。
動画第2弾!10月8日(金)公開!!『落語家気分でパンフェスPR』
「落語をテーマに動画を制作。落語で使う小道具がいつもと違う…? 最後まで目が離せない動画に仕上がっています !「おいしいパン食いにこい!」
【同志社クローバー祭 【同志社ローム記念館プロジェクトPV】
猛威を振るう、新型コロナウイルス。2003年からスタートした正課外の実践型教育プログラム「同志社ローム記念館プロジェクト」も活動の危機に…。 社会が大きく変わっていく今だからこそ、プログラムを大きく刷新!新しくなったプログラム内容を紹介したPVを制作いたしました。ぜひご覧ください!
2020年度
最終成果報告会
毎年2月下旬から3月初旬に開催され、一番の盛り上がりを見せる同志社ローム記念館プロジェクトの 「最終成果報告会」。 新型コロナウイルス感染拡大により活動中止、6月に計画を策定し直してオンラインに限定した活動で再始動となったことなどを受けて、 例年通りの賞の選定 は実施せず、「最終成果報告会」を開催しないことを決定しました。 今年度はそれぞれに工夫し展開してきた活動について「新聞」に見立てたポスターに仕上げましたのでご覧ください。
えこまな@京田辺
DERCプロジェクト (Doshisha Erospace Rocket & Cansat project)
同志社クローバー祭 2020年10月31日(土)・11月1日(日)
2020年10月31日、11月1日の二日間にわたり、同志社クローバー祭が開催されました。本年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、初のオンライン開催となりました。 同志社ローム記念館プロジェクトも新型コロナウィルスの影響で、スケジュール通りの活動展開が難しく、それぞれに工夫を凝らし、オンラインで活動を進めている中、 今年度のオンライン同志社クローバー祭では、YoutubeとHPで活動の一部を紹介しました。
ロケット&模擬小型人工衛星開発に挑む DERCプロジェクトの「今」!
航空宇宙分野のものづくりを行いながら「宇宙開発」という夢とロマンを追い求めるDERCプロジェクト。ロケット班、CanSat(模擬小型人工衛星)班に分かれ、 コロナ禍の今、自分達ができる最大限の活動を展開、DERCの「今」をお知らせします!ご覧頂いた方のペンネームと寄せられた「願い」を最初に打ち上げるロケットに 刻んで飛ばします。
キソウテンガイ宇宙人ショー!クイズエコマナーズ
応答せよ、地球人。 我々は地球潜入班エコマナーである。地球に潜入して34日、その美しい自然に我々宇宙人は魅了されてしまった! ご存知だろうか、地球の植物にはみな面白い特性があるということを。このたび我々は地球との交信を図るため、植物クイズ大会を開催する。 全地球人は参戦し、植物の不思議をしかと見届けよ!
「新しい」をここから。 同志社ローム記念館プロジェクト
オール同志社の学生・生徒が参加し、毎年プロジェクトチームを編成して、さまざまなテーマに取り組む「同志社ローム記念館プロジェクト」。 現在はオンラインで活動を展開しています。 Withコロナの新たなプロジェクトのしくみづくりを計画中。これからも社会に通用する新しいモノやサービス、コンテンツづくりを目指します。
2019年度
ロームフェア2019 2019年11月12日(火)・11月13日(水)
11月12日、11月13日の二日間にわたり、同志社ローム記念館でロームフェア2019が開催されました。
今回はG階オープンテラスエリアを中心に展示が行われ、SiC(シリコンカーバイド)や車載デバイスなど、ローム株式会社の最先端技術を実際に見て、
触れる貴重な機会となりました。
また、ロームフェア初の企画として、「技術セミナー」と「ハンズオン」も実施されました。
技術セミナー「SiCについて知ろう!」では、ローム株式会社が市場シェア世界2位を誇るSiCについて、そもそもパワーデバイスとは何か?といったことから、SiCの使用例と今後の発展に関することまで、約90分にわたって講義が行われました。 事前申し込みによって集まった学生達は、時折メモを取りながら、熱心に受講していました。
センサ評価キットのハンズオンでは、加速度センサ等8つの高性能センサを搭載した評価キットに実際に触れつつ、「学生生活とセンサ」をテーマにアイデアソンを行いました。
参加した学生からは、近接センサを椅子の裏に設置し、人が席に座っているかどうかを検知して食堂の混雑度合いを把握できる「席みっけ!」や、照度センサを用いて会議室の電気が
点灯しているかどうかを検知して、会議室の使用状況を管理する「会議室管理ツール」など、ユニークなアイデアが発表されていました。
無線モジュールのハンズオンでも、電池不要の無線通信モジュールであるEnOceanを実際に動かしてみながら、「学生生活と無線モジュール」をテーマにアイデアソンを行いました。
参加した学生からは、ゴミ箱の底にEnOceanを設置し、ゴミの重みでスイッチが押されたら通知することで、ゴミを効率的に回収するシステムや、
購買の商品棚から品物が無くなっていくと、重みで押されていたスイッチが離され信号が変わることで、品物の在庫状況がわかるシステムなど、EnOceanの特性を活かした
アイデアが発表されていました。
同志社ローム記念館プロジェクト
「アジアの国々とメディアコンテンツを創るコラボレーションシステムの開発(KJ3)」
日台韓フレンドシップライブⅧ K-POP collaboration Live TARGET 2019年11月6日(水)
劇場空間にて、同志社ローム記念館プロジェクト「アジアの国々とメディアコンテンツを創るコラボレーションシステムの開発(KJ3)」によるライブイベント
「日台韓フレンドシップライブⅧ K-POP collaboration LiveTARGET」が開催されました。
アーティストのライブにとどまらず、本番中、台湾の学生と中継を繋ぎ、流れてくる音楽に合わせてその場でアーティストと同時にダンスするというパフォーマンスも企画し、
盛況に終わりました。
同志社ローム記念館プロジェクト「アトリエフレームワークス」
インタラクティブアート「サイバーシティ」展示
2019年7月16日(火)~7月18日(木)、7月20日(土)~7月21日(日)
1階多目的スペースにて、同志社ローム記念館プロジェクト「アトリエフレームワークス」による、インタラクティブアート「サイバーシティ」の展示が行われました。
インタラクティブアート「サイバーシティ」とは、手を下から上にスワイプすると打ち上げ花火があがったり、参加者の笑顔に反応して街が明るくなったりと、人の動きに合わせて、前後左右の4方向に投影された映像が変化する作品です。
SNSでの告知の他に、事前に近隣の小中学校へチラシを配布していたこともあり、学生だけでなく、一般の方々が訪れる姿も見られました。
2018年度
ロームフェア2018 2018年10月31日(水)・11月1日(木)
2018年度のロームフェアが、10月31日、11月1日の二日間にわたり、同志社ローム記念館で開催されました。
G階オープンテラスには、会社紹介パネルとアイデアコンテスト「ROHM OPEN HACK CHALLENGE
2018」に出場した同志社ローム記念館プロジェクト「Demiurge(デミウルゴス)」の成果物「iTobira(あいとびら)」も展示され、メンバーの学生が来場した一般学生との質疑と交流を行いました。
劇場空間は、製品展示コーナーとなっており、アジア最大の最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN
2018」に出展された最新製品や、完全電気駆動の自動車レース「フォーミュラE」出場チームに提供されている製品、スマートフォンに使われる「世界最小クラスチップ抵抗器」などの世界一コーナーなどが設けられ、多種多様な最先端技術を紹介するブースが並んでいました。
ローム株式会社スタッフによる熱心な説明に、興味深そうに耳を傾ける学生の姿が数多くみられ、盛況のうちに閉会しました。
同志社ローム記念館開設15周年記念フォーラム 2018年9月29日(土)
9月29日(土)、同志社ローム記念館オープン15周年記念フォーラムが、2018年度同志社ローム記念館プロジェクトの中間報告会と同日にて開催されました。
第一部の記念フォーラムでは、ローム記念館オープン当初に制作された映像が流され、学校法人同志社 総長・理事長の八田英二先生による開会のご挨拶をいただきました。
記念講演では、VRの第一人者である東京大学大学院情報理工学系研究科教授の廣瀬通孝先生がご登壇、「VR2.0が変える身体と心」と題し、
バーチャルリアリティとは?というお話しから、人間の五感とVRとの関わりについても具体的な技術・システムを交えてご講演いただきました。
記念フォーラムの最後には、同志社ローム記念館運営委員会委員長・同志社大学副学長の横川隆一先生による閉会のご挨拶をいただき、盛会のうちに終了となりました。
ロームフェア2018プレイベント「エンジニア博-未来の仕事-」 2018年9月21日(金)
同志社ローム記念館開設15年記念事業のひとつとして、ロームフェア2018プレイベント「エンジニア博-未来の仕事-」が開催されました。
このイベントは、同志社ローム記念館プロジェクトOP(Old
Project-member)や本学卒業生を招き、企業におけるエンジニア、研究者、クリエーターなどの仕事内容や生活をテーマに、学部・学科、学年を問わず院生・学部生と先輩社会人との意見交換と交流の場を設けることを目的として実施されました。
第一部は、テーマに沿った基調講演が行われました。
ローム株式会社の北條喜之氏(LSI本部複合電源LSI商品開発部課長・同志社大学工学部電子工学科1998年卒)によるご講演「企業で活躍する研究開発者・エンジニア」では、
ご自身のご経験をもとに、エンジニアとして働く姿勢をお話しいただきました。
また、本学理工学部長の塚越一彦先生(化学システム創成工学科教授)による講演「大学教育とエンジニアリングへの道」では、同志社の理系教育・研究の歴史に触れつつ、
学生時代の勉強や研究の姿勢、自分の頭でとことん考えることの大切さを語られ、同志社から送り出したい人物像についてもお話しいただきました。
第二部では、卒業生6名をお招きし、前半は劇場空間にて「ご自慢エンジニアライフ」と題し、一人ひとりから自己紹介を兼ねて会社自慢と社内での仕事や失敗談などを自由に
語っていただきました。
後半は、1階の多目的スペースに移り、ローム株式会社の北條氏にも加わっていただいた7名の卒業生が学生たちのグループをまわり、就職活動やどのような学生時代を
過ごされたのか等、意見交換を行いました。
また、第二部終了後には教職員食堂「LIBRE」にて交流会を実施し、盛況のうちに幕を閉じました。
【今回ご協力いただいた卒業生のみなさま】
澤 佐幸 氏(工学研究科電気工学専攻修了/オムロン株式会社)
小羽田諭孝氏(生命医科学部医工学科卒業/株式会社キュア・アップ)
乾 晃久 氏(文化情報学部文化情報学科卒業/情報通信関連企業)
鈴木直道 氏(理工学研究科応用化学専攻修了/日揮株式会社)
北村暁晴 氏(生命医科学研究科後期課程修了/日立造船株式会社)
里見 剛 氏(工学研究科数理環境科学専攻修了/ローム株式会社)